2007年07月04日

大和証券杯について

大和証券杯の公式HPはこちらです。

 先月末の棋士会で、最も大きな議題は大和証券杯のことだった。一言で言うと、もっと多くの人に見に来てもらいたいということ。最高峰の将棋はもちろんすばらしいものだし、それなりの数の人が見に来てくれているのだが、もっともっと盛り上がるためにはどうすれば良いか、活発な議論が交わされた。
 僕もいろいろとアイデアは持っているが、一人で話しすぎてもいけないのでそのときは発言しなかった。決勝戦目前のこの時期に、今後に向けてこの場でいくつか提案してみたいと思う。
 はじめにお断りしておくと、このスペースに書くことは基本的に、ファンの方を巻き込んで議論したい内容であることが多いので、「内部で発言してはどうですか」という批判は当たらないと思っている。特にこのネット棋戦に関しては、ネット上で議論百出という状態こそ好ましいと考え、このエントリを立てた次第。
 ネット上でのあるイベントが盛り上がったかどうかというのは、それについて言及する人がどのぐらいいるかが、一つの指標になるのではないかと思う。その意味では、これを読んだ人が自分のスペースで、新たに記事を書いてくれるという展開を筆者は強く望んでいる。
 敢えて誤解も批判も恐れずに書くならば、大和証券杯について、ネットに普段繋がってない人たちで議論してもあまり(全く、ではない)意味がないと思っている。「将棋の内容や結果には興味があるけれども、ネットは見ない」という人たちよりも、「棋士のブログはよく見るけれども、対局となるとちょっと」という人たちにこそ、「こうすれば見るのになあ」というようなアイデアをどんどん発信してほしい。
 また、運営側もそういった声を目にすることで、棋戦がより良いものになっていくのではないかと思う。担当する方たちは「大和証券杯」という文字が躍っている文章には、できる限り目を通してほしいと思います。


 さて、総論はこれぐらいにして、ここからは具体的な提案をいくつか。

◎局前、局後のコメントを取る
これぐらいは当たり前だと思うんですが、どうなんでしょう?特に今回は不慣れな方も多かったと思いますから、そういった感想を聞くことも非常に有意義だと思います。16人ものトップ棋士が対局したのに、ネット上で渡辺竜王の感想しか読めないのではさびしいでしょう。
最強戦終了後に始まる対抗戦第1弾では、その点ちゃんと相手に関するコメントが出ています。みなさんお行儀が良いですね(笑)勝ってからで良いので、面白いこと言ってほしいです。特に後輩諸君。

◎解説を棋士に開放する
ネットというのは時間が勝負です。僕が見ていて気になったことは、数手進んでから遅れて解説が入るケースが非常に多かったこと。テレビの解説と違って大盤で戻すというわけにいかないので、本当に一瞬の作業が要求されるはずなんですが、解説者も対局者と同じく不慣れなのは致し方ないところです。
そもそも30秒将棋で、一人の解説者では限界があります。正規の責任者は必要でしょうが、他の棋士も自由に書き込みができる状態にしておくのが良いように思います。棋士・実名に限れば、そんなに混乱もないでしょうし、観戦者の理解の助けになると思います。
それと、解説者の代打ちは論外。対局者は仕方ないとして、解説はチャットがある程度できる人であるのは前提にしてほしい。だって、それってほとんどしゃべらない人がラジオに出るようなものですよ。

◎写真を出す
僕の知る限り、順位戦のネット中継で、ファンの一番人気はこれ。あのサイトは本当に写真が充実しています。(ちなみに二番人気は食事の注文。たぶん)
どうしてトップ棋士がマウスに向かう姿が、週刊将棋や将棋世界には出ているのに、公式HPには全く出てないのか。インターネットというのは無限性が大きな特長なのですから、可能な限りUPしてほしいと思います。

◎アイデアを募る(特に対抗戦)
 対抗戦第1弾の概要が発表されています。戦型指定というのはなかなか面白いアイデアだと思います。熟練側はそうそうたるメンバーですが、プレッシャーがかかるのはむしろ若手のほうでしょう(笑)
 第2弾もあるはずですが、ぜひ今度は公募してほしい。なぜか?それは良いアイデアが欲しいというよりも、企画を考えてもらうということは、その人は興味があるということに他ならないから。その人はほぼ間違いなく、対局を見てくれるはずなのです。こちら側から発信するだけでなく、相互に発信し合えるほうが、より興味を引くもの。これは何もインターネットの世界に限ったことではないはずです。
 ちょっと考えただけでも、ついアイデアが出てきてしまう、という例は小部屋のほうで。

 と、まあとりあえずはこれぐらい。何だか平凡なことばかりですよね(笑)すぐにでもできることばかりではないでしょうか。
 このことを悪く捉えてはいけないと思います。まだまだ伸びしろがあるということなのですから。今後も多くの棋士が協力して、この新しい形態の対局を盛り上げていきたいと思っています。皆さんもぜひ見てください!

最後に改めて、公式HPはこちらです。どうぞよろしく。



<おまけ>
大和証券杯 将棋 でgoogle検索してみました。
公式HPの次に上位に来ているのは、やはりと言うべきかボナンザー渡辺竜王。

この検索でいくつか一般将棋ファンのブログをチェック。僕がよく見ている中では、
将棋雑記帳
のぺのげPart3
せんすぶろぐ
あたりが引っかかりました。

他に目を引いたのはこの記事。おそらくは思わぬ反響と言ったところでしょう。

もっといろんなブログが引っかかるかと思ったのですが、意外な結果でした。ちなみに小部屋もなぜかありません。調べてみるとこんな感じでした。これで宣伝効果があるのかどうか。
posted by daichan at 10:40| Comment(21) | TrackBack(3) | 意見・主張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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