2008年05月15日

印象に残る言葉

「ウェブ時代 5つの定理」
面白かったです。なんつーか、底抜けにのーてんきになれる本ですね(笑)
最近は何かとつい将棋に結びつけてしまうもので、印象に残る言葉が出てくると、将棋界ではどうだろうか?と考えてしまいます。

一番印象的だったのはこれ。
Aクラスの人は、Aクラスの人と一緒に仕事をしたがる。
Bクラスの人は、Cクラスの人を採用したがる。

なかなかAクラスに勝てなくてイヤになりかけていますが、対戦できることをいつも以上に感謝しなくてはいけませんね。


さて、以下パロディ。軽いノリで楽しんでください。

・失敗といっても将棋で負けるぐらいのこと(p52)
盤上ではいつも、そのぐらいの気持ちで積極的に生きたいものです。

・将棋を大きく変えるイノベーションは、10%良くなったとか20%良くなったというレベルではダメ。「将棋観が変わった」と感じられるような斬新さがなくてはならない。(p147)
実際にやるのは難しいことですが。


・私たちは非常に複雑な将棋を、その将棋がどれほど複雑かを人々に知らせることなく、分かってもらおうと試みている。(p166)
というのが解説者の役割であるはずです。


・いま、将棋はまったく違う。それは、私たち一人ひとりがどんな将棋についても「情報を得る力」を持ったからだ。棋士が内弟子をしていた頃と、本当にまったく違う世界だ。(p182)
その実感が「高速道路」という言葉に結びついているんでしょうね。


・私は「普通の棋士」ではありません。そしてそうなろうとも思っていない。(p186)

・でも、コンピュータが大成功したから「将棋は分かった」なんて、それは歴史を否定することだ。(p245)
と、10年後もそう言い切れるプロでありたいものです。



自分がやらない限り世に起こらないことを私はやる。(p259)
実は最後だけパロディじゃないですね。てことでこれからもがんばります。
posted by daichan at 21:53| Comment(3) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする