いろいろとアイデアもいただいたので、新たなエントリを立ててレスさせてもらうことにしました。
◎対局室の上限人数を上げる
この要望は何人かの方にいただきました。実は、先日の棋士会でも、そういう意見は出たように記憶しています。
僕はシステムのことは分からないので、可能なのか、難しいのか、可能だけどコストが高すぎるのか、そのあたりはよく分かりません。観戦室をたくさん作ると負荷が下がるというのも、分かるような、分からないような・・(^^;
ただ、対局室に入れなかったので見るのをやめた、という人がたくさんいるとすれば残念なことです。僕は対局室でも観戦室でも見たことがありますが、それほど大きな差はなかったように思います。
決勝のとき、ためしに両方開いてみたのですが、数十秒のタイムラグがあるようでした。コメントが少なかったりとか、何分も指し手が更新されなかったりということは、全くなかったように思います。多くの人がなんとなく、観戦室では物足りない、格が下、「のような気がしている」のではないかと思います。なので、もし対局室に入れなくても、そこで観戦をやめないでください、とお願いしておきます。
◎チャットエリアを設ける
これは、僕の書いていることに近いと思いました。ある程度他の棋士にも開放されているほうが、速度が上がってもっとおもしろくなると思うんです。
>いままで初手を見たことがありません。
これ、実は僕も同感です。まあでも、どうせ序盤は流して見てますから、そんなに気にならないのですが。
「おねがいします」と声が入るぐらいなら、簡単にできるかもしれませんね?
◎音声、動画
これはけっこう大変なのではという気がします(コストとか、人手とか、負荷とか)。技術的に可能かどうかと言うより、他の要素との兼ね合いになるのではないでしょうか。
個人的には、全部無料で流してるんですから、あまり過度な要求はちょっと・・という気もします。案外簡単にできるというのであれば、ぜひやってほしいことではあるのですが。どのぐらい大変なことなのかは、僕にはよく分かりません。
>ネットを通じて対局が行われることの最大の意義は、対局者が別々の場所にいながら将棋を指すことができる、という点にあるはずです。将棋関係者は、その特性を生かすと一体何ができるのかを、徹底的に考えてみてはいかがでしょうか。
指さない将棋ファンさんからのコメントの抜粋です。このご意見は大変参考になりました。ご本人も書かれていますが、発想の転換が素晴らしいですね。ぜひ全文に目を通してほしいコメントでした。
厚木での羽生三冠の記事を「思わぬ反響」と書きましたが、それならば当然の反響を呼んでいくことも、考えてしかるべきですね。
>終盤の一番面白いところで指し手がまとめて更新されてしまうのが残念。1手ずつ確実に更新されるような仕様を要望。
これは、おそらく大和証券杯以外のネット中継を指しているのだと思います。ただ、順位戦とか特にそうですが、深夜の秒読みの中で複数局同時にやっているわけですから、現在の更新速度はとんでもなく速いと言って良いと思います。僕はスタッフの仕事ぶりをよく知っていますが、はっきり言ってあれは神業です。誰にでもできるものではありません。
大和証券杯で突然数手進むのは、たぶん、実際にバタバタと手が進んでいるのだと思われます。僕の観戦中にもそういうことはありました。
>参加意識を持てるような仕掛けが欲しい。
これは同意です。「対抗戦のアイデア公募」というのもそのためのアイデアのひとつです。
>サービスを無料・有料とで分けて提供してはいかがでしょうか
これは、おそらくスタッフも考えているのではないかと思います。専門家を交えて、話し合ってもらいたいと思います。(僕の頭ではとうてい分かりませんからね)
最後に、反応を示してくれたブログのリンクを貼っておきます。他にも我こそはという人がいれば、名乗りをあげてください(笑)
のぺのげPart3
Logical Space
ものぐさ将棋観戦ブログ
独り言雑記ブログ
ゴキゲン日記
あと最後に、別の場所で意見をいただいたのですが、
◎メルマガを活用して宣伝してはどうか
というご意見をある人からいただきました。僕は全く真逆なのですが、その人によればメールからネットに入ってきた人、というのがけっこういるそうなのです。なるほど、と思いました。
それでは、次の企画「熟練居飛車 vs 新鋭振り飛車」は、一週あいて7月22日からです。お見逃しなく!
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谷川さんも好きな棋士の一人なのですが、明日は片上さんを応援しながら観戦することにします。
ところで
>終盤の一番面白いところで指し手がまとめて更新されてしまうのが残念。1手ずつ確実に更新されるような仕様を要望。
の部分、確かに大和證券以外の棋戦の話なのですが言いたかったことはスタッフの更新頻度ではなくて、観戦方式の仕様についてでした。(配信側でまめに更新していても負荷が大きくなり過ぎると閲覧側が逐次に参照できなくなります)
このあたり自分なりのアイデアもありますが長くなりますので別の機会にでも、、、
24のイベントについては、最近は24で全く指していないものですみませんが全く知りません。時間についてはいろいろな意見があるところだと思うのですが、私の考えとしては、本当に良いものを提供すれば、必ず見てもらえるのではないかと思っています。
>太助さん
ぜひ別の機会が早く来ることを願っています。
正直負荷の話などは私にはチンプンカンプンなのですが、個人的にはここ最近は中継を見ていて、重くて困るというようなことはあまりないのですが。